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今年は月イチ更新がんばります!

夏休み「歌碑めぐりの旅編〜」

お盆休みのもうひとつのイベントは,チビちゃんの歌碑めぐりの旅。
これは,神戸にゆかりのある俳句には意外と有名なものが多く,歌碑が多く残されていることから,その実物を見て回る旅です。
まずは松尾芭蕉さんの「かたつむり,角ふりわけよ須磨明石」を見に,明石の市民ホールの前へ。
ここは,私が高校生の頃,第九を歌うのに練習で通った場所。
何度も来ていましたが,こんな歌碑があるのは知りませんでした。
もっと見えるところにあったらいいのに。
ホールに用事があるひとには絶対見えない向きに,でん!と。
明石といえば,たまご焼き。
魚の棚市場の西端にある「いずも」
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そのあと,須磨寺へ。
ここも,私,この近所のピアノ教室に通っていたので,よく来た場所。
月見山駅から,てくてく歩いてたわ。
でも,須磨寺は初めて。案外大きな寺でした。
ここは,源平合戦の源氏の陣があった場所で,平敦盛の墓があったり,義経の松があったり,結構な歴史の舞台となった場所なのね。
ここにも,与謝野蕪村や,芭蕉の句碑もありました。

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さらに須磨寺より南の須磨駅近くに,ほんとうに小さなお稲荷神社の中に,
「淡路島 通う千鳥の鳴く声に 幾夜寝冷めぬ須磨の関守」の歌碑。

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そして,そこからほど近い現光寺にて,「見渡せば,見れば眺むれば 須磨の関」芭蕉句碑。

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最後に月見山近くの松風村雨堂へ行き,
「立ち別れ,いなばの山の峯に生うる まつとし聞かば今帰りこむ」在原業平の歌碑。
さらに,夫の実家ちかくの多井畑の道ばたで,松風村雨さんたちのお墓にお参りしました。

この日巡った場所は,私たちにとっても幼少期にゆかりのあった場所であり,それをそんな歌碑とは知らずに過ごしていたことを不思議に思いました。
しっかし,お盆前の暑すぎる一日。
なかなかハードな日帰りの旅。