ある日の登園風景

ここのところ，チビちゃんは朝，夫と２人で出かけて行きます。
お迎えは私の役目。
帰りは，寄り道が常。
往時１５分，復時５０分かかります。
先生にバイバイするまでは威勢が良いのですが，手をつないで帰ろうかーと進み出すと，
電信柱に抱きついたり，石を拾ったり，枯れ枝でいたずらしたり，さっぱり進みません。
座り込んだり，寝転がったり，アリを見つけたり・・・。
最初の頃は，抱っこして連れて帰っていましたが，
最近は，チビちゃんが寝てしまわない限り，抱っこはしません。
（本当に，道ばたで手枕して寝てしまったこともありました・・・）
「もう歩けない−！」と座り込んだら，
日が暮れるまでに家にたどり着ければいいや，と気が済むまで寝転がしておきます。
そのあいだ，私は，周りの風景を眺めることにしました。
ふと山を見ると，紅葉がすすんできたなーとか，
庭木に柿やカリン，ザクロを植えているおうちが多いなーとか，
普段歩いている街並みが，いつも知らずに通り過ぎていたことに気付かされます。
少し前，花展でツル状のものを探していたときなんかは，
庭木に意外とたくさんのツルが巻き付いていることが多いことにも気づきました。
この時期，実が成っているツルも多くとても可愛い。
あと，階段を１５段登ればゴール！というところで，ねばられるとイライラすることもありますが，
付き合う時間があるのは幸せなこと。
行き交う人の視線は気にせず，ぼうっと待っています。
「ウチの子も３歳なんだけど，同じですー」と声をかけられたりもします。

もっと年上の子の話を聞くと，帰り道に公園で遊びだし，日が暮れるまで付き合わされると言っていました。
だいたい，チビちゃんは家にたどり着き，おやつを食べると即昼寝。
まだそんな体力は残っていないようです。
でも，しばらくしたら，まだ遊びたいと言い出しそうです。

昨日の帰り道。