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今年は月イチ更新がんばります!

器械体操部,監督交代


いつかこの日がやってくるとは思っていました。
大学の顧問の先生が御退官されました。現在,部員3名で毎年存続の危機だった器械体操部。
これで顧問の先生がいなくなっちゃったらどうなるの・・・と思っていました。
ところが,監督後任に決まったのは,なんと同期の主将。
しかも,ちゃんと学内にポストを得ての就任なので,部の存続は保証されたみたい。
一昨日は,先生の退官を祝いにOBが集まりました。
卒業生が全部で120人のうち,70名が出席。
20代から60代まで幅広い年齢層の不思議な集まり。

私は,こどもたちを実家に預け,ひとり三宮をぷらぷらしてるのが不思議な感じ。
結婚式でもないのに,2時間も何するの〜とか,知らないひとばかりだったらどうしようとか,
会場に着く前は不安でしたが,ホテル行きのバス亭で大勢の知ってる顔にたくさん遭遇。
待ち合わせをしていた同期が,やっぱり遅刻してきたあたりから,いつもの感じが増してきて,
会場に着いたら,10年前に戻っていました。
退官される顧問の先生は,本当にお変わりなく,退官されるのが信じられず。
大学のまさに体育会系だから,それなりに厳しいこともあったけど,
「体操がすきなら誰でもウェルカム」な雰囲気は,顧問の先生の人柄と信念にあったのだな,と改めて感じました。
会のスピーチでは,「トップチームはどこだって良い。けれど僕はそれを支える裾野を大事に考えてやってきた。
今日は集まってくれてありがとう,僕の誇りは,いまここにいる全員の顔と名前が全て出てくることだ」

こんなふうに美しくバトンを渡せ,それを大勢の卒業生が立ち会うことが出来,
そこに自分も居合わせていることがなんかもう,不思議な感じがしました。
けれどこれは,偶然ではなく,顧問の先生が45年かけて成し遂げた事なのでしょう。
バトンを受け取った新監督は,34歳になったいまも,365日練習したいけど,5日は休むとか言いそうです。
同期の私たちは全力で応援したいと,月イチで体育館に集まろうとかなんとか。
卒業生で一番体育館のちかくに住んでいる私。
子連れで練習参加しても良いとお許しもいただきました。
チビちゃんに器械体操をかじらせてもみたいし,今年の抱負,器械体操でからだをうごかす,も実現しそうです。