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今年は月イチ更新がんばります!

サッカーで得るもの

チビちゃんのサッカー,秋からのリーグ戦(地域の同学年の子ども同士で総当たり)ついに大詰めになってきました。
9月の最初,チームのエース2人は,とても上手なのだけど1人は思い通りの展開にならないとすぐ怒っちゃう!
もうひとりは,寡黙に頑張るタイプ。
その他は熱の入り方がばらばらで,疲れたら止まっちゃう子,転んで痛かったら泣いちゃって起きられない子,チームプレイというものがよく分かってない様子でした。
朝イチで緊張すると格下にも負けてしまったり…。
同じクラブのチームが3つあって,練習試合をしてもなかなか勝てなくて,
コーチもいろいろ発破をかけるものの,なんていうか,寡黙なサッカーを続ける子ども達。
お互いにチームメイトを認め,喜怒哀楽の表現がわからない感じ。
9月,10月,11月ときて,もう負けられない(この先,戦績により上位リーグ・下位リーグに分かれる)ところまできて,昨日は同じクラブチーム同士の試合。
試合の合間の練習もしっかりやって,それぞれがんばっているはずなのに,どこかで空回りしてるようなBチーム。
少し前から,足りないのはチームプレイと気付いたようで。
昨日は,お互いに声をかけあう!を目標に,それぞれが精一杯がんばった。
闘う相手は,ふだん一緒に練習している(特徴は知り尽くしている,しかも戦績でいうと格上)子達。
2敗しても,ぜんぜん不思議じゃなかった。




チビちゃんも含め,全員が必死になって守る,攻める!
自然と攻撃は一列にならんで(この光景ワールドカップラグビーを思い出しました)
守るときには敵ひとりに対して3人くらいでボールを奪いに行く。
攻めるときは,1人転んでも,もうひとりが引き継いでボールを前に繋ぐ。
ものすごく上手なストライカーも多勢にはかなわない。シュートを打たせない。
全然,負ける気がしない展開で……勝てました!2勝!!!




勝てたこと・・・よりも,終始諦めないで闘い続けたこと。
だれひとり欠けてもダメだったと言えるくらい全員が活躍したこと。
だれも怒ったり泣いたり,わがままを言わなかったこと。
そして,それぞれが実は上手くなっていたことに気がついたこと。
なんかその,過程というか展開に感動してしまった。
こどものサッカーの試合をみてこんなにも胸が熱くなるとは。
コーチ陣も,負けても負けても子ども達に自発的に考えさせて,だれかが気がつくのを待っていたようで,
ブレイクスルーの瞬間を目の当たりにできてうれしかった。
だいじなのは,この体験を忘れないこと。
がんばってもがんばっても,こんなふうにうまくいくことは少ないけれど,
チームの一員としてそれぞれが役割を果たせたとき,
なにかが起こると信じることが出来るなんて人生でそう多くないよね。



以上,チームプレイ競技したことがない母より。