作品搬入 - spicegarden

今日は，明日からはじまる書道展の作品搬入でした。
ここ１ヶ月ほど，自分が書いた作品を，
ちゃんと見られるように装幀する作業をやってきました。
その作品を"どう"見せるか。
装幀が変わればずいぶん，印象が変わります。
自分で全てやってしまってもかまわないのですが，
装幀専門の業者（表具屋さん）があって，裏打ちをお願いしたり，
額を借りたり，いろいろな選択肢があり，先生と相談しながらやるわけです。

紙をさわるのが大好きな私にとって，
非常にたのしい作業であったことは言うまでもありません。
台紙にぴったり真ん中に作品を貼るとか，
額の中で作品を浮かせる技術とか，
両面テープとカッターナイフを使って，ちょきちょき，ぺたぺた。
たーのしーい！

今日は，そうやって作った作品の数々をギャラリーに並べる作業。
白い壁一面に，作品をどう見せるか。
これもまた，装幀以上に大事なことが，今日わかりました。
作品のサイズ，雰囲気，色合い，すべてのバランスをとり，
無理なく，品よく，整然と並べる。
センスがないとできません！

とりあえず，全ての作品をずらりと並べておき，
だいたいの場所が決まったら，壁の真ん中から作品を固定していく。
端からじゃないってとこが，やってみると，なるほど！でした。
余白とか，配置とか，全体を見回して，
ばっちりの位置を決める作業は，
装幀とよく似ていてこれまた楽しかったです。

さて，明日から，書道展スタート。
搬入途中の今日も，ショウウィンドーの外で
足を止めてくれる人を見かけました。
三宮駅からすぐ近くなので，いつも大勢のひとが通りを歩いています。
そういう，ほかに目的があって，そこへ通りかかった人が
扉を開けて入ってきてくれるのもうれしい気がします。
偶然の出会いがかさなって，
おもしろい出会いに発展してくれたらいいなぁ。