書道展，無事終了

先週火曜日から日曜日にかけての書道展が
無事終了しました。
来場者は総勢，約７００人。
そんなに大きくない会場で，常にお客が何人かいる状態でした。

期間中にちょうど震災の日があり，
個展のテーマも「震災より１２年」というような大作があったり，
それぞれの「おもうこと」が表現された作品が出展されていました。

書道と言うよりも，どちらかというと，現代アートの世界。
意外に，通りすがりの人の目にもとまったらしく，
ふらりと入ってこられる人もいらっしゃいました。

私の知り合いも何人か来ていただきましたが，
「想像していた書道展とはぜんぜんちがった」とか，
「書いている人のたのしい気分が伝わってくるよう」とか，

アートとしての面白さが伝わったようなコメントをいただき，
とてもうれしかったです。

あと，面白かったのは，折り鶴。
友達の結婚式の日，訪れたお客さんで，
１枚の紙で折った，２羽，４羽の鶴をプレゼントしてくださったのです。
で，どんないきさつかは忘れましたが，
いきなり，折り鶴講習会になってしまいました。

以前，新聞で，宝塚の脱線事故の遺族が亡くなった人を
なぐさめるために，108羽の鶴を一枚の紙から折ったという話を
聞いたことがあって，どうやって作るのかとても興味があったのです。

紙は，うすくて，丈夫な紙ならなんでも良くて，
そのひとは，新聞紙や割り箸を包んでいる紙とか，
きれいな色の紙を見つけては切り取ってとっておくそうで，
カバンから小さな色紙が，出てくるわ，出てくるわ・・・。
鶴は，折り方によって，くちばしがつながったり，
羽がつながったり，していました。

たくさん折ろうとは思いませんが，
紙をとおして，こんなふうに交流できてよかった，と思えた出来事でした。

画像は，４羽がつながっている鶴です。
互いに，顔をつきあわせて，なにかを話し込んでいるみたい。