おっぱい育児

おっぱいってすごいなー。
生まれてこのかた，ココがこんなに役立つなんて，
思いもよらなかった。
妊娠前は，おっぱいなんてどこから出るの？っていうくらい，
見るからに出なさそうな乳首だったのに，
妊娠したとたん，急に，ボンと飛び出して，
気持ち悪いくらい大きくなって，８ヶ月で黄色い汁が！！！
助産師さんに『黄色い汁』って言ったら，
「それが，おっぱいよー。」って。

生まれて，３日めまでは，にじむ程度だった乳量が，
急に，おっぱいが石のように固くなったあと，
少しずつ出始めて，今や，１０分搾ったら，軽く１００ｃｃ！
ほ乳類だから，乳が出て当たり前なんだけど，
（でも，十分な量が出るのは有難いことです）
これまで，自分のからだのこと，ある程度知ってるつもりだったけど，
意外と知らなかったことに，なんだか驚いています。
だれも教えてないのに，おっぱいの飲み方を知っている
チビちゃんは，もっとすごい。

妊娠したときから，「自分が生物であること」を実感しようと，
ほとんど，実験データをとる勢いで，
いろいろなことをメモしてきました。
でも，おっぱいをあげている瞬間は，本当に実感する。
１日８回授乳だから，２０分/回 × ８回＝１６０分
手首が痛くなりますが，おっぱいをあげている間は
べーったり抱っこしていられるので，
スキンシップという意味でもおっぱいが役立っているんだろうな，
って思います。

育児を始めてまだ，37日のペェペェですが，
自分もこうやって，育ててもらったこと，ひいては自分自身，
生きているんだなーって時々実感しています。

今のところ，生まれてからずっとおっぱいだけで育っているチビちゃん，
へその緒から私の栄養を吸収していた頃からして，
髪の毛１本，ツメの先まで，私が養っていることには，
ちょっと誇りを持ってます。
「He is made in ちーめぃ」ではなく，「He is made from ちーめぃ」
チビちゃんは，まだ，私そのもの，なわけです。
そう言って自慢してやると，夫はちょっと悔しそう。