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今年は月イチ更新がんばります!

大正生まれのエコ生活

祖母の家の老朽化が激しく,とうとう建て替えることになりました。
小さい頃からよく泊まりに行ったので,
私からすると,さびしいことですが,
かたちあるものには寿命があるってことで,
チビちゃんを連れて,片付けを手伝いに行ってます。

祖母自身は,もう,体力も気力もないので,母に一任して,自分は全く参加しません。
そういうわけで,私たちであーでもない,こーでもないと言いながら,タンスの中身を出して,要る物,捨てる物の分別を毎週やってます。
昨日も行ってきました。
そんなに広い家でもないし,
5人がかりで三日もあれば片付くだろうと思っていました。

ところがドッコイ!(←古い?)
大正生まれの祖母,物を大切にする精神は,現代のジョーシキを超えていました。
着られなくなったセーター → ほどいて毛糸玉にする
着られなくなった服 → ほどいて洗って糊付けして端布にする,
            または,そのまましまっておく。

もともと裁縫が得意だった祖母にとって,家族の衣類は,全て再利用の対象だったようで,もう,徹底して置いてありました。
たしかに,使える物を捨てるのはもったいないですが,だからといって,着られなくなった衣類を全てとっておいたら,大変なことに!!!
それも,家族の分だけでなく,孫の代の私たちの分まで・・・。
(私の赤ちゃんの頃の衣類まで出てきた。。。)

タンスの引出の中は,昭和の香りがプンプンしていました。
一番底に敷いてあった新聞紙の年号は,昭和43年。
いるもの,いらないものを分けて積み上がったポリ袋の山を見て,母は,ぼうぜんと立ちすくんでいました。

衣類だけでなく,昭和博物館においてあるような古いけどまだ動く家電や,骨董品かもしれない品々。
チビちゃんを含めたら,4世代にわたる歴史を解体するのは,思ったより大変でした。
現在進行形です。
もったいない衣類は大量にリサイクル屋に持って行くそうですが,トラック一台分は軽くありそうです。
もし,このブログを見ていて,
昭和時代の古い物(着物を含めた衣類・重くて古い扇風機・使いこんだ嫁入り道具の黒ダンス・大事にしまわれすぎて使われることの無かった結婚式の引き出物など)を捨てずに再利用する方法
(引き取ってリメイクする業者とか)をご存じの方は,
ちーめぃまで,ご一報下さい。

ちなみに,祖母宅は兵庫県明石市内です。
暗くて長い廊下。小さい頃,ここを端から端まで,走り回っていたなぁ。
ろうか