奈良行楽,珍道中。
昨晩のお客を連れて,一緒に奈良観光することになった。
残念なことに,私はほとんど英語が話せない。
なんとなくニュアンスで言いたいことを理解できる程度。
気分は,水中で会話しているようでした。。。
チビちゃんの毎日も,こんな感じなのかな。
最近,チビちゃんの語彙に注目していると,
最初は,「これ,あれ」次に,少しずつ生活で必要な動詞が出てくる。
英会話を習得する順番もきっとこんな感じなのだろう。
ともかく,レンタカーで奈良へ向かう。
天気は良いが,とても冷え込んでいる。
まずは,シカに歓迎される。
チビちゃんは,というと,怖がって抱っこから下りようとしない。
今,奈良では,興福寺で阿修羅像の展示や,正倉院展や,
遷都1300年祭り直前でなにやらスゴイ人ひと人!!!
長い行列はスルーして,まずは東大寺の大仏にご挨拶。
空が高く,大きな建物がより大きく見えた。
こちらは,それほど人も多くなく,スムーズだった。
中に入ると,チビちゃんは,「大きい〜!」ともっともなことを言う。
ぐるりと後ろを回って,お決まりの柱の鼻の穴くぐり。
もちろん,チビちゃんは初体験。
怖がるかなって思ったけど,子ども達に混じって意気揚々と抜けてきた。
そのあと,お昼にしようとチェックしてきたイタリアンの店に電話すると,
やっぱり行列ができていた。東大寺から少し遠い所だったので,
若草山で偶然やっていたフードフェスティバルを覗いてみることにする。
すると,カフェやケーキが主で,ランチメニューが少ない。
会場の一番奥に,出張レストランを発見。
特設デッキにオープンテラスがあって,ワンプレートランチが美味しそう。
というわけで,そこでランチにする。
ちょっと風が吹いて寒かったけど,それぞれに凝っていて美味しかった。
食べ終わって外へ出たら,スゴイ行列ができていた。
タイミングよかったみたい。
ホットココアで温まって,若草山をあとにする。
これがまた,寒さのおかげでうまかった!
次は法隆寺へ向かう。
午後のやわらかな光に秋の法隆寺,とてもきれいだった。
行楽にはベストシーズン。
来客でもなければ,こんな時期の奈良にはなかなか来ない。
いいときに連れてきてもらったなー。
夕焼けの中,寺の鐘がなる。
「柿食えば,鐘が鳴るなり,法隆寺」
この風情を英語で説明するのは無理だった。。。
そのあと,藤ノ木古墳特別公開を見に行く。
着いたら5時前でテントの片付けが始まっていた。
藤ノ木古墳は,年に2回公開していて,今日は秋の最終日。
住宅街の中に小さな丘があって,中は狭く,オトナ10人入ったら一杯。
最終日のラストグループに入った。
中には,解説してくれるひとがいて,簡単な説明を聞く。
石窟の中は,大きくて平らな石が組み上げて四角い空間があった。
人の手で作ったとは思えない。
外へ出ると,日が落ちて急に冷え込んでいた。
夫が車を取りに行き,近くにあったおうち喫茶に入る。
立ち寄ったとき,ほとんど店じまいをしかけていたんだけど,
気さくな奥さんがいて,「お湯沸かすだけだから」と入れてもらえた。
寒くてオナカも減っていたので,シフォンケーキセットにする。
温かいお茶がしみる感じで,タイミングよく入れてよかった〜。
車に乗って神戸まで帰ってきて,夕食にする。
洋風レストランで「神戸屋」か,和風で「あんかけや」を推薦する。
どっちも混んでる時間帯だったけど,
「あんかけや」が入れ替わりの時間で入ることが出来た。
なんだか,この日はタイミング良いみたい。
客人には,蓮根まんじゅうや,キノコのてんぷらなど,和食を堪能していただきました。
予定では19時に帰ってくるはずでしたが,結局,21時に帰宅となりました。
たくさん歩いて疲れたけど,たのしかった〜。