台湾旅行その３ 旧市街と国際菌類学会

１１月１６日

朝，目覚めると肩がイタイ。
前日，チビちゃんを抱っこするので傷めてしまったみたい。
ホテルの朝食をとる。
バイキング形式だが，中華も洋食も和食も，いまいちぱっとしない。
朝日が見えて，今日は良い天気な模様。

台中は，旧市街と新市街に分かれていて，
ホテルのある新市街は，日本の都会の風景とほぼ同じ。
旧市街は，アジアンな匂いのする街並みらしい。
朝食後，学会会場であるすぐとなりの国立科学博物館へ行く。
緑の野っぱらと，大きなバオバブの木，恐竜のモニュメントなど，ちょっとした公園になっている。






あちこちで地元の人たちが朝の体操をしている。
中国の気功のような感じではなくて，腰をかがめてオシリ振り振り。ちょっとヘン。

会場で学会参加の手続きなどを終えた後，旧市街へ小籠包を食べに行く。
本屋で調べても台中のガイドブックは少なく，情報は全てウェブ。
口コミだから，間違っていたりすることもあるけれど，仕方がない。
台中で小籠包を食べるならココ！という店に行ってみた。


ランチには早い時間だったため，店の中はガランとしていたが，厨房が大きくて，
美味しそうな写真が並ぶ。
小籠包とエビ餃子と麻婆豆腐を注文。
チビちゃんは昼寝中だったため，大人だけゆっくりランチ。
どーんと運ばれてきた小籠包は，熱そう！うまそう！


一口では大きいので，かなり慎重にいただく。
「うまーい！」皮が薄いけどもっちりと歯ごたえがあって，具もしっかり味がついていて，文句なし。

エビ餃子も基本，小籠包と同じ具材と皮を使っているようで，美味。
台北に住んでいるひとが，これを食べに台中にやってくるのもうなずける美味しさだった。
ただ，小籠包のレベルの高さに対して，麻婆豆腐は普通。
後で頼んだ豚と筍炒めも普通だった。

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おなかいっぱいで，旧市街を散歩。
今度は，６００ｍほど離れた，私が行きたい杏仁豆腐専門店へ向かう。
車の往来が激しいので，歩道を歩くのだが，フト気がつくと店の中に入ってしまう。
というのも，お店が歩道を占拠しているからだ。
出っ張りすぎというか，欲張りすぎというか。
歩く人のことはまったく考えない配置。
この写真，椅子やテーブルが並んでいるところが歩道。

ちょっと小路に入ると，ベトナムで見たようなアジアンな雰囲気満載。
しかも日が照っていると，真夏の日差しで暑い。
それなのに，地元の歩いている人たちの格好がロングブーツに長袖と秋の格好なのが不思議。
季節の気分は秋，なのかもしれない。
それにしても暑い。
てくてく歩いて，私は公園を抜けたところで方角がわからなくなった。
あとは，夫についていくのみ。
「ここらへんにあるはず」という場所まで来ても，お店がどこかわからなかった。
チビちゃんは愚図るし，もう，あきらめようかーと思ったとき，夫が店の看板を発見。


お店は通り沿いではなく，小路を入ったところにあった。
杏仁茶専門店。「杏仁茶？」
店の雰囲気はとってもオシャレでこぢんまりしていて，良い。
先客はいなくてとても静かだった。

もの静かな店主で，こちらに多い，大声でガミガミ話さない所がとても好感。
小豆トッピングの杏仁豆腐と杏仁茶プレーンとオススメの胡麻杏仁茶を注文。
すると，まず，すり鉢に入った胡麻が来た。これをスリスリしながら待っていると，
杏仁豆腐，登場。

意外に弾力があって，ほんのり甘くて美味しい！
香りも食感も素晴らしかった。
さらに，小豆が甘さ控え目で美味しい。
チビちゃんも気に入った様子でバクバク食べる。
次に来た杏仁茶。抹茶碗になみなみ！

杏仁豆腐の固まっていない感じのようで，ほんのり甘く，ごくごく飲む感じだけど，
お腹いっぱいでこまった。
先ほどすった胡麻をぱらぱらとかける。
こちらは香りがプラスされてまた美味しい。
砂糖を入れてより甘くしても美味しかった。
かなり満足してホテルへ帰る。

夜，学会のウェルカムディナーに出席。
大きな広間に結構な人が集まっていたのに，立食で好きなモノを取りに行くタイプのパーティで，
ディッシュまで長蛇の列！！！
疲労困憊でいろいろとってきたのに，チビちゃんは見向きもせず。
お昼食べてないから，お腹減っているはずなのにな〜。
結局食べたのはトウモロコシのみ。。。
そんなに食べるならドンと食べろ−！と大盛り。