台湾旅行その4 台中にて大冒険の一日
11月17日
いよいよ今日は,夫が仕事なので,私とチビちゃんの2人行動。
ホテルから歩いて15分ほどのカフェ通り,「清明一街」へ行く。
私は極度の方向音痴。地図を見ながら慎重に・・・。
スタートしたのに,いきなり角度90度方角をまちがう。
ホテルに戻って仕切り直し,再出発。。。
今日は風が強く,曇っていて肌寒い。
チビちゃんはすぐ座り込むし,真っ直ぐ歩かない。
ほとんど引きずるようにして,どうにか到着。
朝早いせいか,だれもいない。
早いと言っても10:30なのだけど,台湾のお店はたいてい11:00開店なのだ。
目的の,春水堂は開いていた。
ここは,タピオカミルクティ発祥の店。
昨日の,小豆杏仁豆腐に気をよくして,小豆トッピングで注文。
チビちゃん,大きなストローでタピオカをモグモグ。
ここはお茶も買えるとガイドブックにあったので,聞いてみると,
「1種類しか置いてない」という返事が返ってきた。
白眉烏龍茶,60gで420元(日本円にして1300円)1箱購入。
帰りも歩いて帰るつもりが,チビちゃんがスリングで寝てしまった。
すでにヘトヘトだったので,タクシーを選択。
台湾のタクシーは,禁煙が徹底していて,運転手の対応も丁寧でわりと安心感がある。
お金のやりとりもベトナムみたいにあいまいでなく,1元(3円)単位まできちんとする。
色は黄色でとても見つけやすい。
この国では,自家用車に黄色は禁止されているそう。
ホテルまでワンメーター(85元)ではあったけど,寝た子を抱えている私を見て,悪い顔せずに運んでくれた。
チビちゃんをホテルの部屋で寝かして,昼食を買いに出た。
朝,道を間違えたときにチェックしていた,ホテル近所のサンドイッチ屋。
ここは前日前を通ったときすごく混んでいた。
今日も,行列ができていた。関西人の血が騒ぐ?!
店員も多くて,卵が山のように積まれている。
入り口に「外帯」と書かれた伝票と鉛筆。
これに欲しいものをチェックして店員に渡すとテイクアウト用の商品を渡してくれるシステムだ。
しかし,メニューは全て漢字。
はて,困った。
こういう時は,漢字をようく見ていると,なんとなく,見えてくる。
「菜」とか「肉」とか,「〜式」とか。カギとなる字を見つけて,当てずっぽうに印を付ける。
西式がたぶん普通の食パンのサンドイッチで,
中式は「餅」と書いてあるので,たぶんチヂミのようなものと見た。
外れたときのことも考えて多めにチェックする。
そして,店員に紙を渡して,商品が出てきた。
何が入っているか,開けてのお楽しみ・・。
さらに,海外へ来たら必ず挑戦すると決めている果物屋。
いかにも酸っぱそうな青いみかんがたくさん並んでいたので,それを選択。
値段の表示はなく,「3つ」とジェスチャーすると,電卓で「45」と表示してくれた。
急いでホテルへ向かう。
帰ったらチビちゃんはぐっすり寝ていた。
ワクワクしながら,袋を開けてみる。
〜式の予想は当たっていた。
中式の〜菜サンドは,キムチのチヂミ巻き。
〜肉サンドは,ベーコンエッグのチヂミ巻き。
西式の〜菜サンドは,ポテトサラダサンド。
〜肉サンドは,ベーコンエッグサンド。
チヂミ巻きがホカホカで思いのほか美味しい!
2つ食べておなかいっぱいになっちゃった。
パンサンドも食べてみると,白いパンがふかふかで,なんだろう,生クリームのような甘い香り。
食後に青みかんをむいてみる。
実はオレンジで予想外にうまい!
よく熟している美味しさだった。
昼寝から起きたチビちゃんは,サンドイッチは食べず,青みかんをふたつ平らげた。
かなり満足な昼食。午後は部屋でゴロゴロ。
夕方,夫が戻ってきたので,今日こそは,美味しい麺の店へ。
これまでのところ,ホテルの麺類はいまいち美味しくない。
台湾麺は,マズイのか?!これを確かめるには,
麺を食べるならココ!という店にいってみるしかあるまい。
その前に,朝あまり買えなかったお茶の土産を買いに「三越」デパートへ。
台湾には日系のデパートしかないのか・・・。
「試飲がしたい」と言うと,かなりちゃんとした茶器が出てきて,丁寧に煎れてくれた。
しかも,1種類に付き3回煎れて,違いまで味見させてくれる。
試飲に4種類も頼んでしまったので,小一時間,長居してしまった。
プレゼントバックや,日本語の解説書までいろいろと付けてもらえた。
接客はさすがデパートと言うべきか。
さて,天天見麺へ。
やっぱり,行列だった。
店員さんがメニューを持ってきてくれる。
こちらのお店は,写真入りメニューに色鉛筆で直接個数を書き込むシステム。
外国人にはわかりやすい。
幅広麺とワンタン麺と小籠包と水餃子と焼き餃子を注文。
ワンタン麺はコシがなさ過ぎだったけど,ワンタンは旨い!
幅広麺,小籠包,水餃子も,◎
焼き餃子はハネが堅すぎて,油っぽすぎて×
チビちゃんはコシのない麺をうまそうにちゅるちゅる。
料理には満足したけど,周りを見回して,ビールを飲んでいる人がいない。
私は構わないけど,夫にはとても不思議に見えたらしく,店員に「ビールは・・?」と尋ねると,
「無いよ」という返事!
餃子屋にビールがないなんてー!!!
「これで暴動が起こらないのが不思議だ。」と嘆いていた。
あとで,他の人に聞いても,ご飯屋でビールがないのはこの店に限らず,
ビールを求めて3軒ハシゴしたひともいたとか。
最後は,コンビニで缶ビールを買って,持ち込んだとか。(そこまでしなくても・・・。)
この国では公共の場で禁煙が徹底しているのと同じで,禁酒も徹底しているのかもしれません。