クリスマス・奥丹波と野瀬の旅
ともだちママさんが，クリスマスディナーをがんばって作っている頃，私は旅行に行っていました。
今年１月に行った丹波旅行，すごく美味しくて楽しかったので，
今度は義理実家と一緒に同じルートをたどってみることにした。
以前の記事はこちら↓
http://spicegarden.blog.petitmallblog.jp/blog-entry-19.html
たまたま，クリスマスに皆の予定が合いました。
ぽかぽかと，良い天気。
でも，奥丹波へのトンネルを抜けたら，一面霧景色。
まずは，「そばんち」さんで蕎麦三昧のコースをいただきます。
こちらは，１日３組１０人までの予約制で，ゆっくり２時間かかります。
「ウチは蕎麦よりも田舎時間を売っています」とご主人が言うほど，
ゆったり，のんびりとした時間が流れます。
今回いただいたのは，
・そば揚げ
・だし巻き玉子 蕎麦味噌添え
・ふのり出汁蕎麦
・三色大根おろし蕎麦
・そばがき あずき，梅肉，さんしょ添え
・緑の濃い蕎麦（産地忘れましたが，甘み・香りが強い銘柄）
つけ汁は無しで，そのままか，塩でどうぞ，と勧められました。
緑の蕎麦は新鮮だからではなく，そういう品種だそう。
時間が経つほど味が良くなるそうで，これは３年目。残り少ない稀少な実だとか。
・昆布出汁でいただくつるり蕎麦
昆布を清水に一晩つけただけの出汁。
熱を加えないせいか，臭みが全くなく，濃厚な味とねばりが美味。
・鴨なんばん蕎麦
・蕎麦の実アイス
前回も冬でしたので，内容はさほど変わらないけど，印象に残っているのは，
写真をつけた，緑の濃い蕎麦と昆布だしのつるり蕎麦。
田舎の風景と，時間がご馳走で，どの料理も滋味深く美味しかった。
そして，次は，今日の宿，オーベルジュ「花の木」へ。
ここも前回同様，１日一組の貸し切りレストラン。
田舎道の終点にぽつんと建つ佇まいは何も変わらず。
ご主人のお話では，ここは，「摘み菜フレンチ」を提供するお店。
いただいた名刺には，肩書きは「百姓料理人」と書いてある。
まずは，井戸水を使ったお風呂をいただきます。
着替えて下の部屋へ行くと，オーナーシェフが，大きなカゴを持って来た。
「今日の料理で使う摘み菜はこちらです」
前回は，年始だったから，春の七草があったけれど，今回は少し違っていた。
覚えているのは，ノイチゴ・スイバ・ホトケノザ・カラスノエンドウ・シロツメクサ・・・。
田んぼのあぜ道で見たことがあるような草花ばかり。
どんな風に調理されて出てくるのだろう？と楽しみにしながら，お料理を待ちます。
・前菜：魚介と牛肉のオードブル
スイバがアクセントになって，美味しい。
・ゴボウのポタージュ クローバーの素揚げがのっています。
チビちゃんが気に入ったようすで，ぐびぐび飲んでた。
・魚介と白菜のポトフ
カニ，カキ，ホタテ，鮭と白菜が旨く炊き合わせてありました。
上にのっているのはカラスノエンドウの素揚げ。
・玄米と三田牛のステーキ 温野菜添え
玄米の上の，なんだったかな，（トゲがあるやつ）カリカリしてて美味しい。
ステーキは言うまでもなく，温野菜がそれぞれの個性があって，
ジャガイモはサツマイモかと思うくらいの甘さ。
添えられたパンが，また！キメが細かくて柔らかい。
・イチゴのミルフィーユ，ワインシャーベット添え
葉っぱ付きはノイチゴです。甘酸っぱく，イチゴの香りが爽やか。
チビちゃんはカスタードクリームばっかり食べてた。
お昼に続き，本当にゆったりとした雰囲気とお料理を堪能しました。
朝，目覚めるとこれまた良い天気！
天気予報，良い方に外れてくれた。
朝の空気を楽しみながら，レストランの壁を見ると，押し花の風景画。
この前来たときも驚いたけど，今度もちがう作品が掛けられていて，
幻想的な雰囲気が出ています。
一見，絵画のようだけど，近づいてみると一つ一つが押し花を組み合わせてあります。
朝の風景を見ながら，朝ご飯をいただきます。
昨日の洋食と打って変わって，純和食。
お米は目の前の田んぼで作っているそうです。
でもチビちゃんはごはんを全然食べない。
結局，焼き餅を少々。
今日の予定は全く決めていなかったので，周辺情報などをまったり調べて，のんびりします。
そして，篠山城周辺を散策して，お昼は野瀬の方へ出てみることにしました。
花の木さんのご主人と，１１ヶ月前のチビちゃんのことなど少しお話して，
宿をあとにします。
記念撮影は，この前と同じお店の前で，パチリ。
篠山城跡は車で５分ほど。
この時期，お正月準備で，丹波の豆屋さんや，お肉屋さんは観光＋地元のひとで大盛況。
年末とは思えない陽気で，城の石垣に入ると，砂利石がたーくさん。
石収集が趣味のチビちゃんは大喜び。
広い広場に出たのに，下ばかり見てる。。。
大人はぐるり散策して，城跡を後にします。
だいたいお昼の時間になったので，野瀬の獣肉専門の丼屋にはいります。
その後，近くにちょっといいカフェがあるというので，行ってみた。
フレンチレストラン「Del cook」というお店。
http://delcook.com/dc/japanese/cafe.html
幹線沿いにあるのかと思ったら，スゴイ山奥に入り，駐車場に着いてもお店が見えない。
看板のある階段を上がって上がって，やっとハーブガーデンと一軒家があった。
お庭も内装もとても素敵。
看板をよく見たら，店内はアートギャラリーになっていた。
今の展示は，和紙とアクリル絵の具を使った不思議な作品。
カフェは，レストランとは別室で，個室みたい。
山奥にこんな素敵なお店があるなんて。
中と外の対比がすごい。
ケーキセットとオススメのパンをいただいた。
ちょっと食べ過ぎ・・・。
でも，お昼をあまり食べなかったチビちゃんは，ケーキもパンもむしゃむしゃ！
おやつばっかりや・・・！
お庭をぐるりと一周して，帰路につきました。
今回の企画は，同じお店にもう一回というものだったけど，とても面白かった。
丹波という地区の奥深さを感じることが出来たし，近場にもいいところがたくさんあるなぁ。
旅費も時間もかけずに来られるので，願わくば，次は別の季節に来てみたい。
なかなか楽しいクリスマス企画となりました。
