spicegarden

今年は月イチ更新がんばります!

中島みゆき

昔,中島みゆきが好きだった。
かっきり95年まで。95年=受験生だったころ。
当時,受験生の楽しみといえば,マイラジカセでラジオを聴くこと。
NHK-FMの夜の番組で,ミュージックスクエア「ジョイフルポップ金曜日〜略してフル金」というのの
パーソナリティを中島みゆきが担当していて,それが最初の出会いだった。
ときどきかかる彼女の楽曲に興味をもって,
デビュー以来のアルバムを片端から借りてはテープにダビングして,すり切れるほど(今は死語だな)聴いていた。
80−90年代のほとんどの曲は歌詞を見ればアカペラで歌える。
当時友達に話しても,アイドルじゃあるまいし,中島みゆき=クライとまったく通じない趣味。
唯一,話が合うのは,友達のお母さんだけだった。
正直なところ,当時私が彼女のかく詩をちゃんと理解できていたかというと・・・。
でも,ラジオの軽快なトークと対照的な楽曲が魅力的だった。
聴いていると劇画っぽいストーリィのある詩が気に入っていた。
大学生になって,ラジオどころじゃなくなって,「中島みゆき」は私にとって過去のものとなっていった。
NHKの番組テーマ曲などで彼女の曲を聴くことはあっても,
毒々しい感じが抜けて,大衆音楽化したというか,昔の輝きがなくなったな・・と残念に思っていた。

それが,最近再会した中学時代の友人が突然,中島みゆきのファンになった!と言いだし,
今やってる全国ツアーの神戸公演チケットを手に入れた!
以前はテレビ露出が全く無かったし,生きてる彼女を見るにはライブに行くしかなかった。
しかも,会場は12月の横浜アリーナと決まっていた。
それが,最近はTV-CMで見かけるようになり,神戸まで来るなんて時代は変わったなぁ。。。
彼女とは,中学時代,同じ部活で,同じクラスで2年間。
性格は全然ちがうし,卒業後からこれまでの足跡もまったく世界がちがう。
それなのに,会えばなんだか気がおけない,はちゃめちゃな彼女を放っておけない気分になってしまう。

ほとんどノスタルジィな感じではあるけれど,
一生に一度会ってみたい人,中島みゆきに会ってみようと思う。
もう,コンサートは一週間後。
ライブはどんな感じだろう。
たのしみを通り越して,ヒザがガクガクする。

久しぶりに,昔買った,雑誌の特集なんかを探し出してみる。
なんと,91年発行。今や,マニアのお宝や〜。
110119