友達があそびにきた

今日は、幼なじみが遊びに来ていました。
ずーっと連絡を取っていなかったのに、あるとき年賀状を送ったら、えらくご近所さんなことに気が付いて、たまに家を行き来するようになった。
ウチに来て、コーヒーを飲んで、ピアノを弾いて、晩ご飯を食べて、十何年ぶりかに会ったときも、何ヶ月ぶりかに会ったときも、変わらないところが、親友って感じ。

今朝、ふと新聞を見ていたら、下の方の小さな広告欄に「ゲルハルト・オピッツ、ベートーヴェン４大ピアノソナタコンサート」と見つけました。
私が知ってる数少ないピアニストの名前。
高校生のとき、NHKで、彼の公開レッスンの番組を見て、私は、ソナタ熱情を弾きたい！と思って、大嫌いだったピアノに初めて、自主的に取り組むようになった。
彼の演奏は素晴らしかった。ビデオは何回も見ました。
熱情ってどうしても激しくなってしまうのだけど、彼の解釈は、「激しさは、一瞬の静寂に込められている。」と、演奏は、優しく、静かで、美しく。TV画面からもぴんと張りつめた空気が伝わってくるような感じだった。
その、彼の演奏をナマで聴ける！

４大ピアノソナタとは、
「悲愴」
「月光」
「テンペスト」
「熱情」のことです。

幼なじみも、ベートーヴェンのソナタは大好きでテンペスト以外全て弾きこなすほど。
偶然のタイミングっておもしろい。
こういうとき、トントンと話が進んでいく。

誘ってみて、曲目をみたら、彼女はふたつ返事でOK。
休日が休みとは限らないシゴトの彼女。
演奏会は、日曜の午後。
予定を見てもらったら、ちゃっかり空いてたんですね。
ソッコー会場に電話しました。
２Ｆ席の前から３列目の座席をおさえました。
やったね。

演奏会まで、あまり日がありません。
それまでに、「熱情」はもう少し練習して、思い出しておこう。