漆のおわん

結婚して生活を始めたとき、
間に合わせで買ったみそ汁椀が、
とうとうくたびれてしまった。
木のお椀のフチが割れてしまった。
それでも、汁がこぼれてくるわけではなかったので、
そのまま使っていたのだけど、
あまりにも、情けないので、代わりの椀を探し始めた。

また、木の椀でもいいかなと思っていたけど、
つい、漆のコーナーで手にとってびっくり。
ぽってり
という形容がぴったりな椀を見つけてしまったのだ。
古代朱という色合いで、ちょっとシブイ感じだが、
触感がすばらしい！！
一度は躊躇したものの、ウチに帰って考え直して、
昨日、買ってしまったがや〜。（←ちょっと名古屋弁）

さっそく、昨日、いつもの味噌汁をよそってみました。
どら、うまいに〜！！（「どら」は名古屋弁で、「めっちゃ」の最上級に相当）
口当たりがとても優しくて、中身は変わらなくても、
器が変わっただけで、なんだか、おいしく感じる。
不思議でした。

お箸や、器は毎日使うモノだけに、
納得のものを使いたいなぁ。
そういうわけで、無駄遣いの言い訳を自分にしながら、
うれしく使ってます。むふふ。