布おむつ

布おむつっていうと，ちょっと驚かれるんだけど，
実は，興味があって，いろいろ調べていました。

生理用ナプキンや，紙おむつは高分子ポリマーを使って，
水分を閉じこめて通気性を良くしてって，
良いことばかりだけど，結局は，石油製品。
いっとき，母乳より，粉ミルクのほうがいいとか，
高度経済成長の時代，企業利益のために，
まちがった考え方が広まって，実は，発育に必要な成分が，
粉ミルクには入ってなかったとか，
考え方は時代によってコロコロ変わる。

私の育った世代は，みんなたいてい布おむつ。
その，少し後から，高価な紙おむつが少しずつ安価になって，
広まっていった。
その世代から，キレる子，運動の出来ない子，
アレルギーを持っている子，
教育現場でそれまで少数だった現象を持つ子がどんどん増えてきて，
ついに今，その世代が大学生や新社会人になっている。
全部，紙おむつのせいにはできないけど，
食生活やその他もろもろの環境の変化とともに，
そうなってきたんじゃないかと，思えてしまう。
彼らが，高齢者になったとき，どんな影響が出てくるのか，
実験結果はまだ出てない。

教育にちょっと携わっていると，
そういうことを考えざるを得ない。
自分のこどもだから，だったら，
この時代に布おむつにしてみたら，どうなるだろうっていう，
実験は可能。

実は，処理がとっても大変で，無理かもしれない。
そのときは，紙おむつ，使うかもしれない。
まぁ，気楽なきもちで，やってみるわけです。

自分が，そんな実験材料になるとも知らずに，
今日もモクモクは，私のおなかのなかで騒いでいるのです。
ふっふっふ

とりあえず，11セット（22枚）縫ってみた。