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今年は月イチ更新がんばります!

高知☆うなぎと土佐ジローの旅。その1

とうとう32回目の誕生日がやってきました。
ここ2,3年プレゼントは,スペシャルディナーと決まっていましたので,
「高知へうなぎ食べに行きたい」と所望しておりました。
以前は高知くらい日帰りで行っていましたが,今年はチビちゃんがいるし,泊まりがけにしようということで。
「チョット山奥だけど,良さそうな鶏料理を出す宿がある」
夫がウェブでふらっと調べた宿を予約してくれました。

でも,直前までなんやかやで忙しく,なんとなく準備がイマイチなまま出発。
(おかげで細かい忘れ物がいっぱいあった)
準備もさることながら,細かい予定も決まってなくて,寄り道&予定変更がいっぱいの旅となりました。

朝起きたら雲一つ無い良い天気。
まず,出発が1時間遅れて,瀬戸大橋まで来た所でこの日にランチでウナギ屋に行くのは断念。
坂出でうどんを食べよう!と「がもう」を選択。
田んぼの真ん中にスゴイ光景が広がっていました。
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着いたのは13時過ぎだったのに,長蛇の列!
そして,広々とした駐車場のあちこちでドンブリを片手にうどんをすする音。

もちろんその列に並んで生醤油とあったかい出汁うどんを2玉ずつ,
チビちゃんが寝てたので,大人2人であっという間に平らげた。
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細麺でつるつるとのど越し良かった。
これまで,讃岐うどんというと,冷たい生醤油うどんの方が温かいうどんより美味しいと思っていましたが,
「がもう」はどちらかというと温かいうどんも美味しい。
出汁が美味しいからでしょうか。
あまりに美味しいので,チビちゃんをたたき起こしてもう1玉。
店の前の麦の穂を見ながら食べるうどんは格別でした。

次の目的地は高知・安芸へ。
途中,南国のインター近くの道の駅に寄り,トマトとイチゴともち米とアヤシイ茶葉を購入。

宿は山奥と聞いていましたが,本当に山奥でした。
街中から一本道をたどって40分。
たどり着いた宿は,廃校になった中学校をリフォームした古い感じの建物。
でも中は木彫で温泉もあって古いけれど清潔で良い感じ。
休日前なのに,意外にも貸し切り状態だったので,お風呂は家族風呂として利用させてもらいました。

聞けば土佐ジローという地鶏ブランドを立ち上げた人が経営する宿で,
料理はすべて土佐ジローを使ったもの。
土佐ジロー欲張りコース(1泊2食付き)8200円。
http://www.tosajiro.com/
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鶏刺身は初体験でした。
不思議な食感だったのが「トサカ」こりこりと軟骨のようですが,
それより柔らかく,甘みがある感じ。
そして,鶏の白子。
タラの白子のようなコクと食感が不思議な感じがしました。
炭焼きとすき焼きは言うまでもなく。
最後に親子丼が出てきたときには,完食が危ぶまれましたが,難なくクリア。
鶏タマゴが食べられないチビちゃんの代わりに,久しぶりに食べまくりました。
(チビちゃんは,すき焼きの豆腐とゴハンとトマト。このトマトが予想外に旨かった!)
食後に宿の主と飲み会になって,生産者のなまの声を聞くことができました。
この談話がとても面白かった。
ちゃんとしたものをきちんといただく事の大切さ。
増え続けるアレルギーのこどもの一因が,食の質にあるであろう,
それもとても長いスパンで。(祖父母から孫へ,みたいなことが起こっているのではなかろうか)
食肉生産では,短い期間,少ない飼料でいかに鶏を太らせるか,の研究ばかり40年,
その結果,人間に例えると5歳の子供を120kgに太らせることが可能になった。でもこれでいいのだろうか。
昔はコケコッコーと鳴くまで鶏を飼育していた,でも今は,ピヨピヨと鳴く鶏を出荷する。
生産者のこまつさんの眼光は鋭く,語りは熱く,
現場を知る人の本物の語りは,説得力があった。
ここは,山があり,川遊びも出来そうだし,温泉有り,旨いものありで,
「是非,また来ます」と言って宿をあとにしました。
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神社に落ちていた不思議な実。夫がいうには,ヒノキの松ぼっくりのようなもの,って,ホント?
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