日々のおけいこ。
3,4年前から始めた書道。
細々と,続いています。
最近では,チビちゃんが昼寝した瞬間に,
お手本1枚につき,3枚ずつ,ばばば!と書くだけ。
ものすごい向上心とか,どっぷりのめり込むような感じにはなっていません。
でも,なんか,習慣的というか,書いて楽しい気持ちは薄れません。
ずっと続けていると,私なりの書道スタイルがついてきたような気がします。
はじめは,子供の頃の書道教室を思い出し,筆を使って書くこと,
お手本をよく見ること,をせっせとやっていました。
でも,だんだん,さまざまな書体があり,書き順もいろいろ,
「お手本通り書かなきゃならない」という概念がなくなってきて,
徐々に,「書く」というより,「描く」方向に移行してきた。
とくに古典が好き。
古い時代の様々な書体を順番にかくジャンルがあり,
それぞれの書体をフォントとみると面白い。
ある時代,誰かが考えたフォントを自分のものにする,
古典は,カリグラフィのような感じ。
どんな筆を使って,どんな風に描いたのか,想像しながら真似てみる。
四角張っていたり,縦長,横長,変なクセがあったり。
今月の古典は,高貞碑(こうていひ)という南北朝時代(523年)の北魏の書体。
とても四角張った楷書。
筆を傾けてゆっくり描くと良いそうです。
規定のお手本は,どんなフォントで書いても良いので,
その,一覧が添付されています。
同じ字でも,こんなにいろんなフォントがあるんですね。
この中で,私のお気に入りは,左上の縦長の隷書。
フォルムが格好良い。
日々のおけいこの中で,それぞれのフォントを踏まえて,
自分らしい線,筆勢の良い線が描けるようになりますように。