エジンバラ２日目（８／２）

４：００起床
時差ぼけってこういうことでしょうか。ものすごく，しゃっきり起きる。
そしてオナカが減っている。。。
朝食を食べ，予約していた鉄道のチケットをとりにお城の向こう側へ行く。
エジンバラ城は，ものすごく切り立った崖の上にあって，天然の堀は深く，アップダウンがまた，壮大さになって圧倒される。
お城を越えると，これまたすごく尖った目立つ塔があり，個人の碑としては世界最大級だそう。
スコットランドモニュメントという名前。
実は頂上付近に展望台があり，登っているひともいた。


そして，線路と駅が見えてくる。


これまた巨大な駅で，何本もあるホームの中央に道路があり，タクシーの乗降場がある。
大きな駅なのに，車から降りてすぐホームに立ち入ることが出来，便利な構造。
お客が大きなスーツケースを持ち歩いていることが前提の作りなのだ。
今日の目的は，チケットを取りに行くことと，どんな駅の構造か，システムかを調べることにある。
やはり，外国の駅，ホームへはゲート無しに自由に出入り出来る。
検札は，電車内で行うらしい。
構内には，売店や軽食屋があり，朝食くらいはとれそうだ。

しばらく見学したあと，今夜のパーティの食材を買いにニュータウンの北側に出てみる。
１０：００
タクシーでチビちゃんが寝てしまったため，スリング抱っこで歩く。
ふと周りを見回すと，子ども連れて抱っこで歩く人が少ない。
３歳未満の子どもはたいていバギーに乗っている。４，５歳くらいの子でも乗っている。
イギリスにいる間，スリングを見かけることも全くなかった。
ちょっと不思議だった。
さて，ふらふらと歩いていると，八百屋を発見。
いわゆるタバコ屋さんの雰囲気だけれど，狭い店内に所狭しと野菜の箱が置いてある。
しかし，鮮度がよくない。みんなシナシナ，果物もイマイチ。
大きな茄子はちょっと興味深かったけど，他の物が悪すぎたので，見学だけでスルー。
さらに，あてどなく歩いていると，良さそうなチーズ屋を発見。
あらゆる種類のチーズがごろごろと置いてあって，さらに，足一本みたいなハムもショーケースにたくさん。


手前の切り株のようなのも，カビが生えたチーズだ，と気付くのに時間がかかった。
そういえば，今回，夫が参加した学会は，国際菌学会だった。
日本でカビ菌類って言うとジメジメしたがっかり嫌なイメージだけれど，
食えるのは，キノコくらいだと思っていたけれど，
こんなにモッサリたくさんのカビ菌類を食べちゃう民族もあるんだな・・と，
ちょっと役立っているカビ菌類を見た気分。

これは良さそうってことで，モツァレラチーズとパンチェッタ（豚バラのハム），プロシュードなどを買う。
ハム類は，その場でカットしてもらったのだけど，職人の手つきがすごく丁寧で，
商品に対する思い入れが伝わってきて，期待させる雰囲気だった。

チーズ屋に満足したところで，他のスーパーでいろいろ食材を買い込んでタクシーでアパートメントに帰る。
１２：３０
スーパーで買った，ラビオリのクリームパスタを作ってみる。
パスタを茹でる塩をせっかく買ったので，入れて茹でてみると，ラビオリがどん辛い！
見た目はとっても美味しそうにできたのに，とても食えるパスタではない。
もしかして，ラビオリは水で茹でるのが正解？
今回の旅行で，はじめての食えないパスタ・・・残念。
午後は，夜の仕込みをする。
今回のお客は，研究室の卒業生やその知り合いで，全員海外で暮らす日本人。
なので，和食が良かろう，と日本から，乾麺のうどんや出汁昆布やしょう油や葛きりを持って行った。
現地の食材とこれらを使って，鍋をする計画。
メインは手羽元に決め，ポロネギとマッシュルームを合わせてみることにした。
鍋は２つしかないので，作業手順をよく考えて，出汁をとったり，葛きりを下茹でしたり・・。

ふと気がつくと，イギリスで私，なにしているんだろう・・とちょっと思ったけれど，
このシチュエーションを楽しむことにした。
１７：００
やっぱり眠くなる。チビちゃんを寝かしつけ，部屋を少し片付ける。
１９：００
来客が予定通り５人。日本で会ったことのあるひとがほとんどだったけど，
出身も所属もバラバラで，エジンバラで同じ部屋にいることが不思議な感じがした。
また，このシチュエーションを楽しんでみた。
エジンバラで鍋をお箸でつつくのはお客には受けたようで，
チビちゃんが寝てるのを良いことに，シメのうどんまで順調。
チビちゃんは，起きたら，お客がたくさんだったので，いきなり人見知りモードに入る。
しがみついたまま顔が上げられない。
ようやく起きて，うどんと黒蜜の葛きりを食べ，煎茶を飲んだところで，昼寝から起きたばかりなはずなのに，チビちゃんが「ねんねする・・」と言い出す。
どうにも大勢のお客が苦手だったらしい。
ここは素直に，就寝。