地学の実習
今年,教員免許の更新講習というのにエントリーしていました。
教育専門の講義12時間と,選択の講義18時間。
選択はどんな分野をとってもいいのだけど,今の私には,一番ちかいところで,というのが最大の条件。
せっかく大学のスグ近くに住んでいるんだし。
選択とはいえ,必要時間を考えると,選ぶ余地もなく地学実習と生物実習にエントリー。
まずは地学実習。
2日にわたって,1日目は河川の流水変化の調査で武庫川へサンプリング。
2日目は講義です。
チビちゃんは,初日一時保育,2日目は実家に預けることになりました。
登録の際,もちろん妊婦であることは伝えてありました。
できることは意欲的に,でも,危険だから川には入らないようにとのことで参加させていただきました。
当日,良く晴れて,猛暑。
台風や雨天じゃなくてよかった。
(一昨年は,台風直後で川は洪水だったらしい)
バスで向かったのは,旧福知山線の遊歩道。
廃線になったあとも,枕木はそのままに,川沿いをずっと歩けるようになっています。
途中,真っ暗なトンネルがちょっと怖かったけど,
地学の先生と一緒に野山を歩くと,見るところがちがっておもしろい。
河原の石の形状や,水の流れ,崖の岩と川の岩との違い。
ふだん,この石はどこから来たか?なんて考えないし,
当たり前の景観とみているけれど,言われてみれば確かに・・・っていうことが多い。
一緒にあるく学生も小中高の教員ばかりなので,興味津々。
往復1kmほどの道中,これが,妊婦じゃなくて,
気候の良い時期なら楽しいハイキングになったでしょう。
一通り説明を聞いて,12時,そのあと,水流を計測するため沢に下り,
データをとり,
(沢に下りるのは,ロープやハシゴを使って竹林の崖を下りました。なかなかスリリング!)
バスに戻って,次の計測地へ移動し,やっとお昼を食べたのが2時過ぎ。
チビちゃんのお迎えの時間に間に合うか,怪しくなってきた。
それから,中流域,下流域の測定をして,
16時過ぎに解放されました。
預かりが17時までだったから,ぎりぎりセーフ。
かなり疲れましたが,どうにか参加できたことに安堵しました。
翌日は,一日講義。
講義っていうとたいてい眠くなるんですが,先日の地震の話や,
教科書の河川再現実験がなぜうまくいかないか,とか,
興味深い話が多くて寝る暇がなかった。
束の間の学生気分で講習をうけられてよかったです。