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今年は月イチ更新がんばります!

幼稚園,修了式

これまでなんとなくこの話題を避けていたような・・・。
チビちゃんが通う幼稚園は今年度で閉園します。
卒園する子もしない子も,4月からは新しい施設に通います。
公立幼稚園しか知らなかった私たち(夫婦)にとって,私立幼稚園というのも珍しく,
またちょっと変わった園だったから,この2年半,いろいろな意味でチビちゃんを通して幼児教育について教えていただいた気がします。
一昨年,閉園予定の通知をいただいても,そのまま通い続けたのは,この園の行く末をチビちゃんと共に見届けたい思いもあったから。
4月から今日まで,いろいろな行事が全てこれで最後,最後と思いつつ,不思議と寂しい感じはせず,
淡々と楽しく,いつも通りに催されていきました。
今日まで,そのことが全く違和感なく,むしろ,本当に閉園するのかなというくらいアッサリと過ごしてきたのですが,
修了式に向けて先生へお礼の寄せ書きなどを作っていて,ふと,その違和感がないこと自体が先生方からの配慮なのかなと気がつきました。
何十年も続けてきた園を,閉じてしまうことを寂しく思わないわけはない。
なのに,そのことを子ども達に(親も含め)微塵にも感じさせないで最後の日を迎えることは,簡単ではなかったはず。
先生方へのメッセージを書きながら,ようやくそんなことに気がつきました。
たしかに,チビちゃんたちにとっては,年中の3月はただの通過点で,4月から連れて行かれる園も自分で選べるわけもなく,
「ずくぼんじょ」が閉園してしまうことだって,今はよくわからないのかもしれない。
新しい園に行くようになって,「ずくぼんじょ」の当たり前が普通とは違うことに気がつくのかもしれない。
チビちゃんが大きくなって,子供の頃のことを思い出したとき,
きっとまず一番にこの園のことを思い出すのだろうなと思う。
いろいろなことが子ども目線で,面白い園でした。
綺麗な園庭も無ければ,華々しい発表会やお遊戯会も有りませんでしたけど,
毎日淡々と同じ事を繰り返すうちに,それぞれの成長を互いが見守るという姿勢が,私は好きでした。
親子共ども本当に良い友人に巡り会えて,そのつながりはこれからも続いていくのだろうと思います。
想い出を創るためではなく,そのつながりを未来へ繋いで行くためにも,みんなで立ち会い見届ける,
明日はそんな修了式になりそうです。

写真は,先日のママサークルで作ったアルバムと同じ仕様の,寄せ書きです。
幼稚園ママたちは,アイデアを持ってる人,やりたい人,賛同する人,連絡網を回してくれる人,集めてくれる人,期限を守ってくれる人,
それぞれ役割分担がなんとなくあって,とんとんと話がいつもすーっと進んでいくところが素敵でした。