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今年は月イチ更新がんばります!

おじいちゃんの書個展

今月初めに,おじいちゃん(義父)の書の個展が
神戸湊川神社ちかくの「ふるもと珈琲店」にてありました。
店内の壁に所狭しとかけられた沢山の作品。
それぞれが個性的で,書は文字を伝える方法でありながら,
それだけではない「なに」か,を伝えるべく模索し続ける…。
それらが1年や2年ではなく,ずっと続くとどんな変遷をたどるのか,
小さな珈琲店のなかにぎゅっと凝縮されていて面白かった。

 
一度はじっくり母と観させていただき,最終日に搬出のお手伝いをしました。
私は,チビちゃんが生まれる前に数年,義父から手ほどきを受けました。
でも,余白を見る,空間認識?の感覚が私には全くなくて挫折しました。
いまでも,和紙を触ったり,墨のにおい,しっかり墨液を含ませた筆が和紙をこする感じ,とても好きですけれど。
日常の生活のなかに(とく赤ちゃんがいる環境で)書を愉しむ余裕がなくなってしまった。
こどもたちには,義父の絵心的なものは受け継がれているようで,
いつか花ひらくときが来るかもしれません。

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