有次の包丁

道具好きの夫にすすめられてスゴイ包丁を買った。
『有次』という老舗の金物屋。
以前，築地や京都の錦市場に観光に行ったときも，お店をみつけた。

いつかこんな道具が使えるようになりたいなと思いながらも，
プロの料理人が使うため，手入れもプロ並みにしなければちゃんとは使えない。
なかなか，そんな手入れをする決心が付かず二の足を踏んでいた。

購入したのは，２２センチの刺身包丁。
女性が扱うには重さも長さもちょうどいいらしい。
阪急梅田の売り場にいた職人のおいちゃんに，いろいろ話を聞きながら，名入れをしてもらう。

手入れ方法は，使ったあと，木のまな板に刃を固定して，
クレンザーでみがき，洗浄したのち，よく乾かすこと。
最後の乾燥があまいとサビが出て，だめになってしまうそうだ。

さっそく，その日，マグロとカンパチを柵で仕入れて調理してみた。
すごい。
一回ひくだけで，切れる。
切れ口の光沢も以前のものと全くちがう。
さらに，海苔巻きを切ってみて，その違いを実感。
切る方も，食べる方も，気分が違う夕食になった。