折り紙建築

久々にペパクラの世界を思い出しました。
折り紙建築とは，開くと立体が飛び出すカードです。
一番最初に出会ったのは，茶谷正洋さんの本。
この本，作品の写真と設計図が書いてあるのですが，
作り方がめっちゃ不親切な困った本。
折った図と上面，側面図のみ。
そんな中に，『ペンローズの三角形』という作品がありました。
だまし絵によく使われる実際にはあり得ない図。
これまた，写真と設計図のみ。
しかも，設計図は意味不明。

５年も前に作ることは諦めていたのですが，
とあるママ友さんに本を見せたところ，
「作ってみよう！」と言い出して，真剣に取り組んでみることになりました。
よーく写真を見てみると，どうも，だまし絵ならぬ，だまし立体っぽい。
ある角度からみるとまさしくペンローズの三角形なのですが，
ちょっと角度を変えるとたちまちネタバレしそうな感じ。

５年越しの作品なので，思い切って作者に問い合わせてみようと
ちょっと調べてみたところ，
昨年末，作者は他界されたそうです。
なんということ・・。
生きている間に一度は会ってみたいひとだっただけに，残念。
写真があるのだから，どこかに作品そのものも残っているのだろうけれど，
なかなか，実物を拝見するのは難しそうで，この難解な設計図を解読するより仕方がない。