ミクシィの縁。
学生時代の友人と連絡を取り合うためにミクシィを使っています。
便利なようで,不便だから,けしてメインにはならないんだけど,
思わぬ出会いがありました。
というのも,今年の初め,
「ハウルの動く城ペーパークラフト本」を貸して欲しいと見ず知らずの人からメールがあった。
聞けば,とある市民オーケストラのコンサートの余興で,
全長2.7mの城を作る計画があり,型紙をさがしているが,
この本,現在絶版で手に入らず困っているとのこと。
コンサートは,3月。
つまり,たった3ヶ月足らずでハウルの城,拡大版を作る,ということ。
作った経験のあるものから言わせると,「それは無謀だ,やめときなさい」
私は以前,本を直接切る方法(全長45cm)で一日平均8時間,毎日やって,ちょうど三ヶ月かかった。
複数人でかかるとしても,それだけ拡大するとなると,強い資材の検討や,不具合などが
出てくるわけだから,少なからず無理が出てくるはず。
返事のメールでだいぶ説得したものの,相手方の意志は強く,
どうしても本を借りたい,とのこと。
「無謀だと思うが,面白そうな企画だし,協力しましょう。ただし・・・。」
協力するのに,条件をつけてみた。
・作る過程を写真などで見せて欲しい。
・遠方で見に行けないので,コンサートの様子をDVDか何かで送って欲しい。
メールの主は,コンサートが4度目であること,データはコンサートのためにしか使わないこと,
本人確認のための会社のHPなどいろいろ情報を開示してくれたものの,
やっぱり大切な本を送ってしまうことはためらわれ,
結局全てのページをスキャンして,データで郵送することにした。
コンサートが終わってから2ヶ月,まだ,動画の編集が間に合わず,
完成版ではないけれど,ハウルの城が登場するシーンだけをピックアップしてくださいました。
予想通り,時間が足りず,さいごはソレっぽく見えたらいい!と割り切ったそうな。
動画をアップするのがむずかしいので,見た感想ですが,
かなりソレっぽく見えました。
煙突の数が少なくても,あの3つの砲台と目と口があれば,
間違いなく,ハウルの城だ!
すごい,でかい。
来年もコンサートを開催するので,保管して,再登場させるそうです。
遠い関東の市民有志オーケストラにこんなカタチで関われるとは思ってもみませんでした。
実物を見に行ってみたいなと思うのだけど,ちょっと遠いなぁ。