ペンローズ会議，最終回。

ありえないもの，が目の前にある興奮。


久しぶりに，本来のペパクラにどっぷり浸かった爽快感。

昨年，もう謎解きを諦めたペンローズの三角形。
ありえないものを立体にし，なおかつ，ポップアップカードに仕立てるという
無謀な計画。
昨年のペンローズ会議↓
2009.5.28 http://spicegarden.blog.petitmallblog.jp/blog-entry-99.html
2009.2.3　http://spicegarden.blog.petitmallblog.jp/blog-entry-32.html
ふたりで悩んだものの，らちがあかず，
ミクシィの折り紙建築のコミュニティに質問状を書いたら，
あっけなく，謎が解けてしまった。
設計図をみたペパクラリストが謎解き写真を送ってくれたのだ。
かなりイイところまで到達していたことがわかり，
「もう少しがんばれば・・・」とちょっとガッカリもしたのだが，
たぶんきっと，あのままブレイクスルーできなかったことを考えると，
有り難い手助けだったと感謝して，自分でも作ってみた。
後ろから見ると，こんな感じ。
単眼のカメラでとあるアングルからのぞくと，ありえないもの＝ペンローズの三角形が出現する。


この立体のすごいところは，折りたためる，ということ。
趣味でないひとにとっては，なにがすごいのか，なかなか理解できないかもしれないが，
気分は，ドラゴンボールのポイポイカプセルからスポーツカーが出てくるような（例えで年代が分かる？）感じ。




試作だから，台紙から中身が飛び出てしまった。

出来上がったものを，一緒に作ろうと話していたママ友さんに見てもらう。

すると，私には理解できなかった図面の意味までも解いてもらった。
完成しても，余った部品があったり，製作者（茶谷先生）の書いた図面が謎としてのこっていた。
ちょっとデザインに携わったひとが見ると，意味不明な図面にも，一致するところや，見方がわかるみたい。
彼女が「やろう」と言わなければ，取り組まなかった。
余った部品を付け足すと，よりしっかりと開閉できるようになった。

初めて図面を見てから約５年。
今日は祝杯をあげたい気分だ。