spicegarden

今年は月イチ更新がんばります!

初めての料理教室

jimbos_19772011-05-28

主婦歴7年目にして初めて、料理教室に行ってみた。

材料は明石のマダイ。頭からしっぽまで25cmくらいあった。
二人で一匹をさばいて、カルパッチョマツカワ造りと潮汁。

明石漁協主催の明石鯛ってことで,かなりの応募があったらしい。
最初に「皆さんは,倍率5倍のところを勝ち抜いたんですよ」って言われ,やる気UP!
先生は,飄々とした魚屋のおっちゃん。日焼けで真っ黒。
話しっぷりから魚料理を広めるんだ!っていう熱意がすごかった。
料理人の道具はいのち。
どんな包丁をもってくるんだろうと思っていたら,
「一般家庭に出刃はあんまりないし,どんな包丁でもやり方さえ押さえれば,
魚はさばける所を見せたいので,ダイソーで買ってきた」と言う。
見るからに,ぺらんぺらんで切れそうにない。
けれど,それを使って,アタマをおとし,するすると3枚おろしを実演。

魚をさばくポイントは,骨,皮,身,それぞれ切れ方がちがう。
全部を一度に切ろうとせず,いまどこを切ろうとしているか意識すること。
固い骨は,一度では切れないが,何度も同じ所に当てれば必ず切れる。
逆に身は,まったく力を入れなくても切れる。
そして,大きさは関係なく,数をこなすこと。
それだけ。

やっぱり,慣れの部分が大きくて,
上達の近道は,間隔をせまく,回数を多くするのに比例する。

そして,皮をひくのは捌きのなかで一番むずかしい。

なんとなく,そうだろうなぁと思っていたことが,やっぱりそうだった,
と納得できたことにほっとした。
初心者でも,鯛の兜をすとんと半分にする方法を教えてもらったり,
下処理にハブラシを使ったり,ウロコをとるとき,ポリ袋に入れてするとか,
いろいろなちょっとしたことがわかってよかった。
捌くことがメインで,あとの料理はオマケって感じで,
個々の技量に任されていた。
潮汁は,塩だけの味付けで,鯛の旨みを出すために,下処理の手間を惜しまない。
白身魚はとくに,血をよく落とすことで,出汁が濁らずとても澄んでいた。

神戸に住んでいると,明石ほど,1本売りしている魚を買うことは少ないけれど,
これからも,チャレンジしたいモチベーションはとっても上がった教室でした。