spicegarden

今年は月イチ更新がんばります!

中島みゆきTOUR2010-2011

行ってから二晩経ちましたが,いまだ興奮冷めやらず。
歌ったうたは,私が分かる範囲で以下のとおり。

・今日以来
・翼をあげて
・二槽の船
・時刻表
・夜曲
・しあわせ芝居
・銀の竜の背に乗って
・鷹の歌
・真夜中の動物園
・時代
・悪女

かなり古い曲も出てきて,とくに,「二槽の船」が良かった。
ラジオで聴く軽妙なトークを間に挟みながら,その切り替えが見事なこと!
「あたし,しゃべるとダメなのよね〜」と言いながらもしゃべるわしゃべるわ。
同時並行している『夜会』ではフリートークがないそうで,鬱憤がたまっているらしい。
(それならフリートークの時間つくればいいのに)
最初は真っ白なスーツで舞台下手から登場。
上手から出ると思っていただけに不意をつかれた。
まず,ほんものがそこで歌っている,それだけで感動。
そして,古い歌は,当時ラジオを聴いていたじぶんに出会えたようで,
いろんな事が思い出されて,自然と涙がこぼれ落ち,
最後の「時代」では,一緒にライブを見に来た友達と号泣。
中学の頃は,彼女とこんなふうに時間を過ごすとは想像もできなかった。
めぐりめぐって,時間の不思議を思う。

中島みゆきを好きでよかった。
同じ時代を生きててよかった。
一緒に行ってくれるともだちがいてよかった。

ともだちがミクシィで,日記を書いたのがはじまり。
チケットをとるのに奮闘し,お互い連絡をとりながら,その日元気で朝起きて,
家族が笑顔で送り出してくれたから,ライブに行けた。
いろんな偶然に感謝する涙,そして,みゆきさんの,
「私たちは,なまものですから,1歳のひとも,100歳のひとも,
 明日はどうなるかわからない。そんななか,今日会えたことうれしく思っています」
という言葉に涙。
毎年何万人にも会っている彼女が,毎回,その1回にかける気持ちが伝わってきて素敵でした。
「歌詞をまちがっても,聞き流してね〜,今日のは今日の詞なの!」
と言いながら,本当に「銀の竜の背に乗って」で間違うところ,大いに笑わせてももらいました。
(以前,紅白歌合戦で,黒部峡谷ダムを借り切ったすんごい生中継で,
 「地上の星」のリフレインをすっぽり間違って,字幕がすーっと消えていった話は有名です・・
 更に,後日発表された収録DVDでは,字幕を書き換えてあったそうな。)

やっぱり,中島みゆきは不思議なひとだった。
普通,人間は変わりゆくもの,なのに,
30代も50代も同じ立ち位置で,むしろもっとエネルギッシュで格好良い。
昔より迷いがない。
このままずっと突っ走って行くんかな。80代になっても?

いずれにしても,ファンとしては,このままずっと突っ走って欲しい。
会ってみて,「中島みゆきが好きだった」改め,「中島みゆきがすきです」になりました。
すきなものは,ないよりあったほうが良い!

またライブに行きたいなぁ☆