spicegarden

今年は月イチ更新がんばります!

夏休み〜後半のいろいろ

夏休み,というか,4月からこちら3つの草鞋状態で,ものすごく忙しく…。
PTAがだいたい片付いた6/30,今度は別件で毎週会議に出るはめになり,
あっという間に7月末の夏祭り(コーラス部で出演),4週連続の体操教室でラストは,かき氷大会!,明石・舞子の海にて従姉妹会,チビちゃんのサッカー合宿,お盆にプールとお墓参り,夏休みの自由研究で須磨の歌碑巡りの旅,従兄弟とピザパ!
もう,イベントを列挙するだけで3行も使っちゃう。
お盆があけたら,ぴょこちゃんの夏季保育で,夏が終わる…。
はずだったのですが,今夏,夫の仕事先が100周年だそうで,記念イベントを主催していました。
お客が100人?!には届かなかったものの,70名ほどの研究仲間が集合。
うち,海外からもゲストを呼んで…。
その海外からのお客のうち,過去にわが家に来てくださった方もいたので,ファミリーで高野山へ1泊二日の旅。
日本語がまったく通じないインド人とアメリカ人。
相手がなにを言っているのかはなんとなく分かっても,こちらが言いたいこと,の単語が出てこない。もうね,私の生活の中に,英語は不要なわけです。生まれてこの方,40年あまり。
英語がどんなに壊れていようとも,伝えなければならない瞬間(サバイバルイングリッシュ!)がなんどもありまして…。でも,相手が聞く気だったら,少々なにかあっても通じるのね。
こどもたちも,少しずつ,馴れてきて良い体験ができました。旅行のあと,記念イベント本番。
内容は,研究ワークショップというか,みなさん同じ生物を対象にしているので,情報交換が目的。
記念イベントには,記念品が必要ということで,夫がいろいろ調べてきた手作りオリジナルグッズを試作して,仕込んで。
缶バッジや時計,Tシャツ,イラスト付きグラスなど,内職にも励みました。
さらに,私が参加したところでは,その夜の宴会でのピアノBGM。
今年は忙しすぎて,自分の発表会は出られないなぁと思っていましたが,曲だけは練習していました。
でも,BGMは1曲ではもたないので,以前弾いた曲を5曲引っ張り出し,BGMに合うよう仕上げました。
発表会は,その曲を自分なりに解釈し,こんな風に〜と弾いてみる試みですが,BGMは目立ってはいけない,聴きたいひとも聴きたくない人も心地よく,会話も弾む,食事も弾むようなリラックスを誘う弾き方。
テンポも抑揚もなるべく抑えて,淡々と響きと間を大切に。
会場が,酒蔵を改装した和風な感じでしたので,それに合う雰囲気の選曲も考えました。
でも,プロじゃないから,弾いたことのある曲,という時点でものすごく狭い。
この話が決まってから,夏休み,かなりの時間を費やしました。
直前のレッスンで,「肩にちからが入りすぎてる」って。
自分もリラックスして,心を落ち着けないとBGMは成り立たないと理解しました。去年の発表会も,カチカチに緊張したし,どうすれば…。
考えた末,良いか悪いかは別として,完全に自分の世界に入り込むことに全力を注ぎました。
まるで,家でひとりで弾いているかのように。
会場には,一緒に高野山に行ったお客様も古い知人もいましたが,
その人たちを意識してしまうと,おそらくうまく弾けない。
ピアノの前に座った瞬間,その人たちの存在も,雑音も全て消し去って,だれもいない,静かなところで弾いている自分をイメトレ。
5曲を通して弾くと40分くらいかかってしまいます。
その間,その状態を貫くという練習。
これまでと全くちがう本番への取り組みをとても楽しみました。

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そして,本番当日。
イベント会場として,かなり打ち合わせの行き届いた雰囲気で,音出しの許可をもらって弾いていたら,「良い感じなので,みなさんが来られる際にも何曲か弾いてください」と。
素人としては有り難いリハーサル。本番が2回あるようなもの。
会場のピアノの鍵盤が思ったよりツルツルで軽かったりもしたので,馴れることもできました。
もっと余裕ある演奏者だったら,会場の雰囲気をもっと感じて,お客さんと会話もできたかも知れない。
でも,いまの私にはこれが精一杯。
すごく良い経験させてもらいました。

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そういえば,私のピアノの先生は,プロのBGM演奏者。
本番,こうだったと話をしたら,「会場の雰囲気によって音の質も変える」と。やっぱりそうだよね〜。

自分の演奏だし,文句言うひとは無かろうと,演奏の一部始終は録音させてもらいました。
4,5日経っても聞き返し,雑音も含めて振り返って未だに余韻に浸っています。